戦争か平和か、歴史の岐路です。沖縄に敵基地攻撃ミサイルの配備を強行しようとし、住民の強制疎開を閣議決定で指示する日本政府。辺野古新基地が完成しても普天間基地は返さないと言い出したアメリカ政府。日本共産党の赤嶺政賢前衆院議員は、沖縄を二度と戦場にさせない、県民が力をあわせようと訴えました。
今年も8月22日、対馬丸の慰霊祭が波の上の小桜の塔で行われました
82年前の8月22日、疎開船対馬丸が学童700人余を、そして大人も含めて1000人余が九州への疎開の途中、鹿児島県の悪石島の沖合で、米軍の魚雷攻撃に遭い沈没し、犠牲になった事故です。
学童700人余の命が奪われましたが、なんでこんな悲惨な事故が起きたのか
当時、日本政府は沖縄戦に備えて沖縄から10万人を疎開させる
戦争になったら軍の食料が足りなくなる
その食糧確保と戦争の障害になるお年寄りや子ども10万人余を、台湾や九州に疎開をさせるという閣議決定でした
疎開は強制命令でした
すでに鹿児島や九州までの海域は
米軍の潜水艦が展開していることを
日本政府は十分知っておりました
危険な海に学童たちを疎開させて、700人余の命を奪ったのであります
戦争は繰り返してはならない、対馬丸記念館を訪れるたびにそういう思いを強くいたします
ところがいま、その対馬丸の事件と同じようなことを政府が進めております
いわゆる南西諸島、宮古や石垣や竹富や与那国の住民10万人を、この先島が戦場になるから九州、山口県に疎開をさせるという計画です
内閣官房によってその計画が住民説明会も開き具体化をしております
住民説明会の中で「これは戦前の疎開と同じではないか」と質問をしたら
政府は「そのとおりです」と答えています
家畜はどうなるんだ、牛はどうなるんだ、あの石垣島は畜産肉用牛の島です。2万頭余の牛も疎開させられるのか?
このように聞いたら
「家畜は疎開はできない」と説明しているようです
「家や財産はどうなるんだ」このように質問をしたら
「戦争の補償のことは、被害補償のことは戦争が終わってから考えましょう」
こんなことをいま先島諸島で行っているのであります
沖縄の自民党の重鎮のある方が、新聞で怒りの声を出しておりました
いま時、疎開の話をするなんて馬鹿げてる
こういうことをおっしゃっておりました
いま、アメリカの対中国軍事戦略に従って、日本もアメリカとの協調を強めております
高市首相は6月23日、沖縄の慰霊の日に、あの摩文仁の丘で記者団に対して
「南西諸島沖縄は日本防衛の最前線」このように言って防衛体制を強化することを訴えました
これまで政府は沖縄の基地負担軽減を言ってまいりました
基地負担軽減どころか、あの先島への敵基地攻撃ミサイルの配備、沖縄本島にもそうです
あの対馬丸事件と同じような閣議決定で疎開の指示を出して住民説明会を開いている
これでは新しい戦前ではないでしょうか
いま沖縄は、再び戦場にさせてはならないという声が大きく広がっております
那覇空港は沖縄経済の大動脈ですが、米軍がここを使わせなければ、普天間基地は返さないと言い出しました
たとえ辺野古の基地が完成をしてもあと1本長い滑走路が必要
それは那覇空港のことです
これを米軍に使わせなければ普天間は返さないという条件までつけてきました
辺野古は昨年も半年間工事が止まりました
今年も台風のたんびに工事の作業船は引き揚げております
計画どおり工事は進まないことをはっきりしてるのに、政府は13年では工事が完了する
これはただの机上のプランであります
辺野古の基地の完成は見通しが全く立っておりません
しかも、その基地が仮に完成しても、普天間(返還)にはあと1本民間の長い滑走路の提供が必要だと言いますから、沖縄はアメリカの対中国包囲網につき従った
日本政府が、また沖縄を最前線基地として強化する計画が一歩一歩進んできているのではないでしょうか
沖縄を再び戦場にさせてはならない
沖縄は日本防衛の最前線基地ではない
私たち県民は県民として平和に生きる権利があります
かつて日本政府のある高官が、沖縄県民の生きる道は基地との共存・共栄しかない
基地を受け入れたら政府がお金を出す、基地を受け入れなければお金を打ち切る
アメとムチの政策を匂わせました
ウチナーンチュはアメとムチの政策に負けてはならない
このように思います
私の自宅が那覇空港のすぐそばにあります
ここを米軍に使わせるようなことは絶対にやらせない
そのためにしっかり頑張っていく決意です
皆さん一緒に頑張りましょう
ありがとうございました
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